ホルン4重奏楽譜 小組曲(C.ドビュッシー 作曲/木村裕 編曲) [HCE-141]

ホルン4重奏楽譜 小組曲(C.ドビュッシー 作曲/木村裕 編曲) [HCE-141]

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・内容:スコア・パート譜一式
・発売日:2013年8月30日

・演奏時間:I.約4分 II.約3分20秒 III.約3分10秒 IV.約3分10秒

編成

4 Horns

収録曲

I. 小舟にて II. 行列 III.メヌエット IV.バレエ

解説

この曲は、1889年ピアノ連弾曲として作曲されました。現在では、連弾もさることながら、アンリビュッセル編曲の管弦楽版も非常に重要なレパートリーとなり、プロ、アマ問わず全世界で演奏されています。他にもピアノ独奏、弦楽四重奏などにも編曲され多くの人に演奏されている作品です。組曲ですので全部で4つの小品から構成されています。そしてその一つ一つに題名がついており、様々な情景が表現されています。ドビュッシーの作品は後期ロマン派から現代の複雑な音楽(俗にいう無調音楽)への架け橋となりました。ロマン派、ベートーヴェンの厳格な機能和声を伴う調性音楽(和音の繋がりが明確に理論づけられている音楽)からブラームス、ワーグナーと時代を経て印象派と呼ばれる自由な作曲技法へと音楽は進化し、和声も複雑化し、やがて12音技法や無調の時代へと突入して行きます。編曲するにあたって工夫を必要とした所はなんと言っても和音でした。どれ一つとってもベートーヴェンの時代は3和音(ドミソ)、多くても4和音だった音楽が、ドビュッシーの時代では増えに増え13和音、15和音が当たり前という時代になりました。ピアノの様な同時に10個音が出せる楽器(しかも連弾なので倍の20)、オーケストラの様な100人では単純に100個バラバラな音を響かせることの楽器は、13和音などいともたやすいのですが、ホルン4人で1音づつとなると大変困ります。縦に並んだ13個の和音に一個づつ必要順位をつけ13和音により聞こえてくる4つまでの音を抽出する作業が必要でした。ちなみに、ここまでは縦の響きの話で横は横で問題はたくさんありました。ドビュッシーの音楽は同時に重要なメロディーが3種類くらい重なることも多々あります。これは鳴らす音域や音色で解決するのですが(ピアノやオーケストラでは容易いのですが)ほぼ同じ音域で演奏しているホルンは下手に重ねるとお互い邪魔するだけの存在になってしまいます。ここで登場するのがミュート、ゲシュトップ(右手で完全にベルを塞ぐ)などの奏法。ミュートというと音を小さくするだけの意味合いですが、ノーマルで吹いてるホルンの中に混ぜるとその音色が際立って聞こえてくるので対旋律を重ねる時などに非常に役立つのではないかと考えました。この編曲は是非ピアノ版(原曲)を聴いて頂いてからの方が、よりホルンアンサンブルの魅力をお楽しみ頂けるのではないかと思います。
(木村 裕)

作曲者プロフィール


木村 裕

桐朋学園大学音楽学部作曲科首席卒業、同研究科卒業。
これまでに作曲を山本康雄、三瀬和朗、新実徳英、ピアノを井下幸枝、三瀬あけみ、指揮を黒岩英臣各氏に師事。
第23回、第26回名古屋文化振興賞共に優勝。
交響詩「雅」が桐朋学園主催オーケストラ・コンテンポラリーI演奏会で初演される。
エリザベート国際コンクール作曲部門(ピアノコンクール課題曲)セミファイナル進出。
現代音楽セミナー&フェスティバル「秋吉台の夏2010」にて湯浅譲二氏のマスタークラスを受講。
現在、定期的に福島県田島教育委員会主催のコンサート事業や東京音楽大学、つの笛集団などに編曲作品を提供する他、
現代音楽他ジャズ、タンゴ、ポップスといった様々なジャンルの音楽の作曲、興行制作を行っている。
2007年リベルタッドオーケストラ結成。2010年、N響メンバーによる個展を制作。
2012年ジャズトリオ結成
若桐会代表、OTOの会会員
現在、柏市、千葉市などを拠点に活動を展開

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