クラリネット4重奏楽譜 フランス組曲第5番 作曲: ヨハン・セバスティアン・バッハ  編曲: かとうまさゆき 【2015年10月15日発売】 [FME-0322]

クラリネット4重奏楽譜 フランス組曲第5番 作曲: ヨハン・セバスティアン・バッハ  編曲: かとうまさゆき 【2015年10月15日発売】 [FME-0322]

販売価格: 3,600円(税別)

(税込: 3,960円)

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グレード: 3
演奏時間: 8分30秒


Eb Clarinet
Bb Clarinet 1
Bb Clarinet 2
Bass Clarinet


バッハ(Johann Sebastian Bach 1685〜1750)といえば、対位法を極めたバロック最大の作曲家。そして教育者でもあったのです。一番のお弟子さんは二人目の奥さんアンナ・マグダレーナです。 宮廷トランペット奏者の娘でソプラノ歌手の新妻に結婚のプレゼントとして『フランス組曲』は作曲され、『アンナ・マグダレーナの音楽帳』に残されています。
この時期『インベンションとシンフォニア』『平均律クラヴィア曲集』『イギリス組曲』などの鍵盤楽器のための名曲が作られていますが、いずれも高い教育的価値を持っています。『フランス組曲』は、対位法を使用せず難易度も高くなく、2声か3声で書かれていて、優雅で魅力的な曲が多いため、音楽愛好家からも好まれていたようです。6曲から成る組曲のうち第5番は気品あふれる名曲です。

「アルマンド」
流れるようなロマンティックな旋律を持ちます。バロックというイメージに囚われすぎず、クラリネット的に演奏してはいかがでしょう。但し、たとえば2小節目の2ndとバスクラの伴奏の八分音符は横の流れの中にもリズムが上品に感じられるように演奏してください。

「クーラント」
生き生きと速いテンポで軽快に演奏してください。スラーのパートとスタッカートのパートの対比を楽しみながら縦をしっかり合わせましょう。合奏の部分と重奏の部分を意識しても面白いと思います。

「サラバンド」
優美な曲です。伴奏はベルトーンのようになっている部分も多いですが、一歩ずつゆったり歩いていく感じで演奏してください。メロディーは逆に、揺らしながら歌いましょう。バロックの装飾音符は様々あるので、実際の音符で表している部分が多くあります。

「ガボット」
可愛らしい曲です。冒頭のテーマはインテンポでなく少しだけ溜めて始めるとチャーミングです。八分音符が連続する部分は幼い子が駆け回るように生き生きと演奏しましょう。

「ジーグ」
躍動感あふれる曲です。スラーのかかり方に注意して、タッカタッカのリズムはしっかり弾んで演奏しましょう。

クラリネットアンサンブルでバロックの作品はあまり多くないようです。バロックは色々とお作法を知っていないといけないことがありますが、楽器の魅力を最大限に利用して『クラリネット的』に演奏してみましょう。



編成: 4重奏
グレード: 3
演奏時間: 8分30秒

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