クラリネット4重奏楽譜 カリオカの夜 編曲: かとうまさゆき 【2015年10月15日発売】 [FME-0324]

クラリネット4重奏楽譜 カリオカの夜 編曲: かとうまさゆき 【2015年10月15日発売】 [FME-0324]

販売価格: 3,600円(税別)

(税込: 3,960円)

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グレード: 3
演奏時間: 5分0秒
Eb Clarinet
Bb Clarinet 1
Bb Clarinet 2
Bass Clarinet

ブラジルの音楽は豊かで魅力的です。フランス近代音楽の影響を受け、抑揚を抑えて淡々と表現するちょっとハイソなボサノバ。たくさんの独特な打楽器を使うダンス音楽で、着る物は粗末でも心は豊かというブラジル人気質の音楽、サンバ。ポルトガル移民たちの西洋のサロン音楽とアフリカのリズムが融合した器楽曲であるショーロ。それぞれ魅力的な音楽ですが、共通するところは『サウダージ』。日本語では的確な訳はありませんが、「失ったものへの郷愁」だそうです。なんとなく分かるような・・・・。これが日本人の琴線に触れるんですね。
「カリオカの夜」はジャコー・ド・バンドリン(Jacob do Bandolin 1918~1969 本名はJacob Pick Bittencourt)のショーロです。『バンドリン』はショーロでよく使われるマンドリンに似た小さいギターで4コース8弦の複弦楽器です。ジャコーはバンドリンの名手だったので「バンドリンのジャコー」つまりジャコー・ド・バンドリンと呼ばれたのです。
この曲に詩を書いたカルバーリョの言葉によれば、『ピシンギーニャは私の音楽であり、ジャコーは私の楽器である』ショーロを代表する人ってことですね。多くのショーロミュージシャンと同じく、プロの音楽家ではなく公務員や保険外交員、薬屋店員などをしていたそうです。プロとアマチュアの垣根がとても低いらしいです。
『カリオカ』は、リオデジャネイロ生まれ、つまり「リオっ子」の意味です。リオっ子たちはどんな夜を過ごすんでしょうね。

スピード感のあるイントロで始まります。リズムの伴奏はあまり小さくバランスを取りすぎず、ハッキリと躍動的に演奏しましょう。各パートにソロが回ります。少しジャジーな感じですが、あまりエグくならないようにスマートに演奏しましょう。Kからの休符は足や手を叩いてリズムを入れたり、誰かのアドリブでも良いと思いますので自由にやってみてください。軽快に楽しんで演奏しましょう。

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